光寿殿東塔納骨堂 完成
2017(平成29)年1月万徳寺山門前の東塔納骨堂は老朽化により築56年の歳月を経て改築とになりました。
新光寿殿納骨堂はご本尊を建物中央に御安置することにより、納骨基壇が阿弥陀様を包み込む形といたしました。皆様が気持ち良く参拝できるようなさまざまな工夫を施していこうと考えています。
堂内平面図
図の左側がエントランスで中央に御本尊、その後の基壇の両側にはベンチを設置。最後尾には以前の本堂に使用されていた彫刻のモニュメントを据えました。又後方の壁を大きなガラス窓にすることにより四季の風景が映る自然のキャンバスになっています。
住立空中尊
摂取不捨の慈悲の活動のお姿
阿弥陀さまは単なる立ち姿ではなく、空中に住立しておられる仏様です。ご絵像のお足下を見ますと浮んでおられることがわかります。いつでもどこでも瞬時にお出でて、すくい取る慈悲の活動のお姿が阿弥陀さまです。「観無量寿経」の中で、韋提希夫人に対して「仏、まさになんじがために苦悩を除く法を分別し解説すべし。」と、おっしゃるのと同時に、空中にお姿を現わされたとあります。煩悩に沈み苦しむ私を放っておかれない光の仏様です。
浄土変相(じょうどへんそう)
称名念仏を確立した唐の善導大師は大乗経典の内容を美しい絵で表現した浄土変相を見て浄土教に帰依したといわれています。のちにはみずからが300余舗の浄土変相を描き、ひとにも制作をすすめました。
条 件 万徳寺門徒(分家等を含む)に限らせて頂きます。
お寺に墓を持つことの意味
寺に納骨壇を持つ利点は無縁になる心配がないことや、維持管理の心配がない事だといわれます。
しかし寺に納骨壇を持つ本当の意味は、仏法お聴聞のご縁に遇うことなのです。お盆、お彼岸、永代経、報恩講など、そこにご先祖がおられることによって「仏法に会いなさいよ」と呼んで下さるのです。昔のご先祖方は、子供達に無理をさせてでも一緒にお墓参りをして仏様に手があわさる人間になってくれよと教えられました。万徳寺では、お盆やお彼岸には光寿殿にたくさんの家族が心を一にして参拝されます。この良き慣習を、子や孫に大事にお伝えして下さることを心より念じます。
改築となる東塔納骨堂、最後のお盆参り
2016(平成28)年8月
建築説明会議
建築設計施工 松 井 建 設 (株)
荘厳仏具関係 (株)はせがわ美術工芸
勝如御門主ご巡教
七百回大遠忌お待ち受けと
光寿殿落成慶讃法要 昭和36年11月
第23代勝如御門主と役員
御門主と寺族で
七百回大遠忌 稚児行列
修山(ながやま)和上筆の
光 寿 殿 額