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年間行事 2024(令和6)年

 
修正会(しゅしょうえ)
   1月2日午前10時

新年六字会 

    1月16日(火)

六字会(定例法座)  

   2月16日(金)

春 彼岸会      

   3月19(火)~21日(木)

初参式・新一年生祝      

   3月23(土)

 

六字会(定例法座)  

   4月16日(金)

仏婦総会

   4月27日(土) 

永代経・総会

  5月18日(土)~19日(日)

降誕会

  5月 21日(火)予定

おてらマルシェ 

   5月26(日)

六字会(定例法座)

  6月14日(金)

六字会(定例法座)

  7月16日(月)

お盆総まとめ法要

  8月16日(金)

夏休み子供会

  未定

秋 彼岸会

  9月21日(土)~23日(月)

六字会(定例法座)

  10月16日(水)

仏婦追弔会

  10月26日(土)

六字会(定例法座)

  11月15日(金)

報 恩 講

  12月14日(月)~16日(水)

除夜会

大晦日23時40分より鐘突き

   23時50分より勤行

 

浄土真宗のお荘厳 「お仏壇を飾ろう」

​    お 経 机

 経机にはお供え物を乗せず

お経の本だけを置きます。

 

    御 文 章 箱

経卓の左の御文章箱には御文章(蓮如様の教えのお手紙)のみを入れて下さい。いろんなものを入れる便利箱ではありません。毎日繰り読むするためのものであり、法事の最後には僧侶が拝読します。

 お仏壇にはその発展していった地方独特の特色があり、必ずしも全国同じようなお荘厳ができるわけではありません。私たちの地域で多い仏壇と、京仏壇とは違う創りとなっていますのでおのずと仏具を置く場所も多少異なってまいります。左の写真は私たちの地域に多い八女福島仏壇を基本にしたお荘厳です。お仏具が大きく蝋燭やお花を前に出して実用的に飾ることができるという利点があります。参考にして下さい。

 蝋燭とお花を対で飾る五具足の場合はお花が外側になるようにして下さい。過去帳はもともと仏壇の中に置くものではなかったものです。下段端のすぐ開ける所に置くのが良いでしょう。又過去帳を開きっぱなしにしますと日に焼けてしまいますので普段は閉じておきましょう。打敷き(三角の布)は普段は掛けません。

 

​  お 仏 壇

  お仏壇は亡くなった人を入れる箱と思っていませんか?​

犬小屋には仏壇がありません。(最近はペットも家の中?)

​お仏壇は家の中心であり、礼拝堂です。家族が手を合わせる場所がなければ犬小屋に住んでいるのとなんら変わりありません。分家であろうとなかろうとお仏壇は家の中心です。「食って寝て、寝て起きて、さて あとは死ぬるばかりなり」ではむなしい人生です。仏さまの教えに出遇い、私の命を頂いた事に、ご先祖に手が合わされてこそ本当の生きた証しです。お仏壇があれば子供の教育も違ってきます。頂きものは、まず「仏様にあげてきなさい」と昔の人は教えていました。お仏壇がなければ感謝の心も育ちにくいことです。家を建てたらまず大黒柱のお仏壇を。

​  お 仏 華 

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 お仏壇のお蝋燭は仏様の智慧の灯り、仏華は仏様の慈悲の心を表すものだと言われます。仏華はたださすだけですと座って仰ぎ見た時、茎ばかりしか見えません(写真左)。まず中心の真を決めて、長さを変えて段をつけてみて下さい。するとお仏華の形ができます。写真右は花だけを使って活けたものです。対で飾る五具足の時は左右対称に活けて下さい。​

 葬儀について

 人間である証拠は葬儀・法事を営む事と言っても過言ではありません。犬や猫など動物にはないことです。誰もが人として生まれてきた時には沢山の人の祝福を受け、神社やお寺に初参りをすることでしょう。同じように苦悩多き人生を終え、浄土に生まれられた時には仏さまとしてご生涯に感謝を捧げ、「お浄土に生まれられたお方は必ず仏となって迷いの衆生の為に還ってこずにはおれないのです」と親鸞さまは経文から頂かれていますから、仏様の大悲心に出遇う場なのです。

 親鸞さまは「自分が死んだら、魚のえさにして下さい」と言われました。しかしお弟子の方々は鄭重に御影像に、親鸞さまの遺灰を漆にまぜて塗りこみ、大事に礼拝されました。だから今の私に教えが届いているのです。もし故人の言われるままに散骨してしまえば、何も残らず子や孫に伝えていくべき大事な教えも、手を合わす心も残りません。つまり遺骨も心も捨ててしまう事になってしまいます。葬儀を務めることは仏法が広まる為の仏さまのお手伝いをすることでもあります。生前中に御本山で法名を受けられると式章や念珠を頂きます。なるべく頂かれた式章を着用され葬儀に臨むようにして下さい。

         年回忌法要

  

     日本人はもともと個人の誕生日を祝うということはしませんでした。個人、個人のお誕生日を祝う風習が始まったのは昭和24年「年齢のとなえ方に関する法律」が制定され「満年齢」で数えるようになってからです。それまでは、今生に生まれ出た時を一つ、お正月でまた一つと皆が一緒に年を数える「数え年」でした。それよりも日本人はご先祖の命日を一番大事にしていました。

  法事は1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、25回忌、33回忌、50回忌で厳修します。段々と間が空いていきますので忘れたころにやってくるでしょう。次の法事を勤めるのはおそらく無理でしょうと言われたりしますが、勤められる勤められないの問題ではなく迎えた時に「また命の日に出遇えました」と亡き人を振り返り、仏様の教えに遇う日が法事です。ある日、遠方からお母さんと二十歳になる息子さん親子が参ってこられました。「この子が、明日は何の日か知ってる?おばあちゃんの祥月命日だよというので、二人で納骨堂へお参りに来ました」と言われました。「おじいちゃんに自転車に乗せて貰った、かすかな記憶しかないのにおじいちゃんとおばあちゃんの命日だけはしっかり憶えているんですよ」とおっしゃっていました。命の日に出遇い、感謝の日とするのが法事なのだと思います。

 

​下掛けと打敷き

1、前卓の天板を取る
 (又は引出部分に)

2、下掛けを下部全体 

    を覆うように掛ける。

3、三角の打敷を掛ける
  三角の下が着く位。

4、天板を乗せる。引き
  出しの時は板を準備。

5、蝋燭・仏華
 土香炉を飾る。

6、金香炉は土香炉の後ろ 
  か中段に置いて完成。

前卓がない場合は引き出し部を使い、下掛け・打敷をかけ、三具足が安定して置けるように黒い板を用意すると良いでしょう。土香炉の後ろに一般には飾りの金香炉がありますが、中段に置いても構いません。

葬儀と法事の流れ

 病院で亡くなる方が増えた現在では、遺体をご自宅まで運んで下さる葬儀社にまず連絡をして下さい。御自宅ではお仏壇の横くらいに寝かせられ、御遺体を綺麗に拭かれた後、お仏壇を整えて花瓶に樒か青木を挿してお灯明を灯します。それからお寺にお電話で連絡をして下さい。あまり遅い時間ならば、翌朝にして下さい。通夜、葬儀の日時を打ち合わせ葬儀社の方に伝えます。火葬場の時間が合わない時がありますので、その時は、葬儀社の方と寺とで時間の調整を行います。

 親戚が遠くに散らばった現代では、初七日を葬儀当日に行うのも致し方ないことでしょう。しかし火葬が済んで遺骨となって戻ってこられてからの還骨勤行後に行います。真宗以外では案外葬儀の流れで初七日法事が行われだし、真宗門徒の中にも、これを頼まれる方がでてきたようですが、これでは初七日を行っている意味がありません。これはただお経が長くなったというだけで、勤めてないのと一緒です。せめて荼毘の後、遺骨を前に行うか、翌日お寺へご遺骨を持ってお礼参りをするときに勤めるようご依頼下さい。ご一生のご苦労に対するお敬いが大事です。

 中陰(初七日から四十九日)につきましては三日参り(お礼参り)の時に打ち合わせを致します。わからない事が多いとは思いますが、なんでも聞かれる事が大事です。無常の理(ことわり)を通して私が、仏縁に遇うことなのですから。

  

   ※あくまで万徳寺の例です。他寺の方は菩提寺の御住職に作法を

    お尋ねになってください。

        墓石の正面の文字は?

  

     墓石の正面の文字は何々家ではなく御本尊の南無阿弥陀仏とするのが本当です。そこに阿弥陀様が一緒にいらっしゃるということを表すからです。南無阿弥陀仏とすることによってお墓がお仏壇の役目を果します。私達は何に対して手を合わせているのでしょうか?それは私を救って下さる教え(仏さま)に対してなのです。単なる名前や法名を拝んでしまってはいませんか?単なる先祖供養に陥ってしまえば救いの教えに出遇っている意味がありません。私を救う働きに対して、又そこに帰って私を導いて下さる方々に手を合わせているのです。南無阿弥陀仏を訳した言葉として光寿無量などもあります。「果てしない光と寿の名を持つ仏様に帰依し奉ります」という意味であり、ナモアミダブツの声となってはたらいておられる仏様なのです。

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